【富山 立山 往復 公共交通機関】初アルプス暴風雷雨の過酷な下見!?

登山記録

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立山縦走計画(結果往復)の記録、
悪天候時の状況判断や検討ポイントも私なりに
記載してみましたので参考になれば嬉しいです
二日間の山行記録、長いのでお時間があるときにご覧ください😊

2024年9月18日(水)~19日(木)立山登山
初心者含む9名
18日(水)
曇りのち雷雨 気温約15℃
歩行時間 約6時間
休憩含めた所要時間約7時間40分
19日(木)
暴風雨 気温約15℃
歩行時間 約4時間
休憩含めた所要時間約5時間
公共交通機関利用

ざっくりコースタイム(9名 往復)
9月18日(水)
09:10 室堂ターミナル出発(2420m)
10:10 室堂山展望台
11:10 浄土山と思われる
11:50 一ノ越山荘
13:15 雄山(3003m)
13:55 大汝山(3015m)
      休憩所で雷雨から避難
15:15 大汝休憩所再出発
15:30 富士ノ折立
16:20 真砂岳
16:30 内蔵助山荘

9月19日(木)
06:55 内蔵助山荘出発
08:05 大汝休憩所
      休憩
09:10 出発
09:20 雄山
10:15 一ノ越山荘
11:30 みくりが池温泉


富山 立山 内蔵助山荘泊 一ノ越経由往復 公共交通機関 / nickさんの立山(雄山)浄土山(富山県)立山の活動データ | YAMAP / ヤマップ

参考
大阪からの交通
21:40 大阪駅出発(夜行バス)
05:40 富山駅
06:01 電鉄富山出発 アルペンルート(要予約)
08:20 室堂ターミナル
※アルペンルートの中でも立山~美女平間のケーブルで予約が必要です
早い時間帯は人気なので早めにご予約ください

帰り
23:00 富山駅出発(夜行バス)
06:40 大阪駅着

今回は初アルプスというメンバー数名を含む9名パーティ
数か月前から計画・準備
10数年前はこんなに予約したかなぁ?ってくらい予約が必要
人数もそこそこいるので予約できなかった時点で計画が頓挫するかも
着々と進められた準備やったけど、天候が…
週間天気予報を眺める日々が続く

そして迎えた当日

9月18日(水)
08:30
ひんやり室堂に到着
半袖だと少し肌寒い気温
室堂ターミナルの隅っこで準備開始

09:00
玉殿湧水前で前泊組と合流
冷たい水の補給も忘れずに

さて、出発直前やけど雨予報のためコース選択に悩む
当初の室堂山展望台を経由するルートか
時間短縮の一ノ越直登ルートか
ここまで来ても決めきれず、
とりあえず分岐まで歩きましょう

悩みながらもせっかくアルプスへ来たのだから
いっぱい歩こう!
ということで当初予定していたルート、
室堂山展望台へ向かう

10:10
室堂山展望台からは景色なし
ここで浄土山への登りに備えて小休憩
んで、浄土山への登りがえらい急、
今回のコースの中で一番急登やったかも

11:10
浄土山の山頂はどこかよく分からない
一の越山荘へ下る途中、一瞬ガスが晴れて景色が
ライチョウもグーグー鳴いて、姿を見せてくれた(写真は撮れませんでした)

11:50
一ノ越へ到着、雄山への登りを控えてトイレ休憩
トイレはチップ制なので、重いけど100円玉を数枚持って行きましょう
雄山は登り下り一方通行
ペンキの印で赤が登り黄色が下り
入れ違いがないだけで随分楽
雄山に続く今日の登りラストかな

ガスで景色はな
淡々と登る

13:15
雄山到着!
到着しました~!テンションアップ!
って今日の宿はまだ先やけどね

ただ、雄山まで来たら急な登りはほとんど終わり
次は立山の最高峰大汝山を目指す
相変わらずガスで真っ白

13:55
さて、大汝休憩所に着いて大汝山へ向かおう!
先に1パーティが山頂に向かったため、山頂直下で待ってると…

ゴロゴロ…
雷?稜線で雷はやばい
暴風雨と比べても格段に危険
しかも大汝山はこの辺で一番高い地点

雨雲レーダーを見てみると真っ赤な雲が向かってくる!?
急げ急げと大汝山の山頂写真だけ撮って、小屋の中へ避難
間一髪、雷と豪雨になったけど助かったー

山頂にいたパーティも一旦休憩所へ引き返す
こちらはガイド登山みたい

大汝休憩所は独特の雰囲気
手ぬぐいも個性的
小屋の主さんは一見話しかけずらいけど、
話してみると冗談もいう優しい方

15:15
1時間ほどして、雨もやんできたし雷も聞こえなくなったし出発しましょう!
お世話になりました!

雨が降った後の景色は本格的に真っ白に
風にも霧雨が混じってるのでレインウェアでばっちり装備

15:30
少し進むと富士ノ折立
時間押してるけど、めっちゃ岩場を登って山頂発見!

そこからぐっと下って本日の宿、内蔵助山荘へ向かう

16:20
なだらかになってきたところで大走りの分岐を経て真砂岳
尾根伝いに右へ進むと内蔵助山荘の影が見えてくる
って言うてもガスが濃くて直前まで見えんかったけど

16:30
内蔵助山荘到着!
みんな安堵の表情

頑張りました!

17:00
到着すぐやけど夕食を用意していただけることに
お腹ペコペコやったからありがたい!
ごはんと名物のなめこ汁はおかわりOK♪
貴重なお茶もおかわりいただきました😊

食事してのんびりしてからミーティング
どのルートで下山するか3つのプラン
1.別山・剱御前小舎経由(4時間)
2.大走り(3時間)
3.一ノ越経由(3時間15分)
※カッコ内は内蔵助山荘からみくりが池温泉までの参考コースタイム

朝の天気(予報)で雨が少なそうなら1
雨が降ってたら3ってことで決定は翌朝に持ち越し

あとは次の遠征はどこにするか~とか談話室が閉まるまでワイワイおしゃべり
疲れて早く寝た方も

今回は平日と悪天候のためか宿泊者が少なく、
9名で2部屋用意していただき
男女別で個室状態で利用させていただきました
※混雑状況では相部屋になると思われます

21:00
完全消灯

夜中に目が覚めるとすごい暴風雷雨の音…
まだ寝れる…

9月19日(木)
※この日は暴風雨のため写真ほとんどありません
04:30
起床

05:00
朝食
この時点でそこそこ降ってるし、
今後も雨予報のため短く安全なルート3を選択
選択のポイントは
1.最初富士ノ折立まで登りはあるけどあとは基本下り
2.大汝休憩所、雄山、一ノ越など避難箇所多い
3.歩きやすいコース
4.コースタイムも短い

さて、次の判断はいつ出発するか

06:50
雨がやんでるのを見計らって出発
降り続ける予報の中、少しでもマシなタイミング
8時頃から雨が強まる予報のため大汝休憩所で避難するプラン

まずは登り
すごい風が室堂方面から斜面を吹き上げる
雨はまだマシなのに、右半身から濡れていく

稜線の進行方向左側(風が吹きあがってくる斜面と反対)の岩陰に行くと、無風状態
2箇所くらいで休憩

08:05
よっしゃ見えた!赤い屋根
大汝休憩所で温かい「至福の豆乳チャイ」をいただく
こんな標高の高いところで1杯500円は良心的
濡れた装備を外して約1時間ゆっくりさせてもらいました
感謝永遠に~

09:20
雄山到着
小屋の陰で少し休憩
雄山神社の方が、今日は誰も来ないかと思ってたと言うほどの悪天候

雄山からの下りはさらに風が強まる
地上で台風時に命を守る行動を要請されるレベルの暴風
雨がレインウェアをバチバチ打ちつける
バランスを取りながら一歩ずつ踏みしめて歩く

そんな暴風の中、雄山に向かう数パーティも

10:15
一ノ越山荘が見えた!
トイレ休憩を含め休ませてもらう
一ノ越山荘の中には登山者がそこそこ

11:30
みくりが池温泉
室堂まで下りてくると、ほとんど風がなくなる

途中、ライチョウも見ることができてラッキー♪

そして、ゴール!

ここは日本一高所の温泉宿
熱めの温泉が気持ちいい(日帰り入浴1000円)

自分へのお土産手ぬぐい買って、お昼ご飯もいただく
白エビのかき揚げがのった、みくり丼(1300円)

帰りの時間は急いでないのでゆっくりさせてもらう

15:00
立山高原バス乗車~アルペンルート
帰りは予約なし、ただいっぱいになったら次の便になるので早めに並ぶ
平日やったけど高原バスは臨時便も出てた
高原バスで下ると雲が切れ、車内から弥陀ヶ原の景色

電車の中からは大きな虹が見えて得した気分😊

19:00
富山の方と夕食
4名の方と、地元民お勧めのお店で富山の美味しい食事をいただきました
いっこまっこ

23:00
夜行バスで帰阪

06:40頃
大阪駅着
通勤の方で電車はそこそこ混んでました

まぁ、最悪に近い天候でしたが、
今回の山行を「過酷な下見」と言える前向きな仲間と登った立山は
また一つ楽しい思い出になりました

辛い思いをした登山ほど記憶に残ることが多いですからね~
また天気のいい日に立山行きたいです

なが~い記録、最後までご覧いただき、ありがとうございます!

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